No.21 瞑 想 (4) 

ここでは、瞑想法の一つの例として、以前私が行なっていた瞑想法を取り上げてみたい。

この瞑想法は、私自身が作ったものであるが、その内容は、いろいろな不思議な体験から得た
すばらしい世界の意識的感覚や振動などを、瞑想の中でそのような意識になるために順序立て
たものである。

現在の私は、この方法による瞑想はしていないが、ここに至るまではこの瞑想を通じて自己を
高めてきた。

今、その内容を見てもいきなり意識が高まるのが感じられ、そこに含まれる霊的振動も依然と
して変わらない。

是非、参考にするなり、自分なりにアレンジして使ってほしい。

また私は、この瞑想を続けていく過程において、次のような事を出来るようになっていった。

心身のリラックスと疲労回復、ストレスの解消、集中力強化とその持続、潜在意識の理解、心
の支配、睡眠時間の短縮、意識の拡大化、生命エネルギー増強、その他。

当然これらは、次のステップへの基礎訓練でもある。

我々が瞑想を行なっている過程において、その何かが自分の生活や生き方に役に立てられるよ
うになると、確実に瞑想が上達している事だと分かるのである。

瞑想がある程度自分の思い通りにできるようになると、一回の瞑想において(30分位)、疲れを
とり気分をスッキリさせることができる。

さらに上達すると、10~20分位の瞑想で、3時間位睡眠をとった状態になり、心身とも軽く元
気になる。

また、このような瞑想がいつでもできるようになると、体力も増してストレスにも強くなって
いく。

これらの事は、この瞑想で私が実践してきたことであり、現在の私の基礎に成っている。

瞑想の利点は、電車、バス、喫茶店など自分の自由となる時間や場所があれば、いつでもどこ
でも出来る事である。
そして、このようにして一度得たものは、一生消えることはなく、一生使っていけるのである。


瞑想法は(1)~(7)に分かれている。

(1)ゆったりと。(2)何にも抵抗しない。(3)素直な気持ち。(4)意識が遠くまで透きとおってい
る感じ。(5)すべてを許せる気持ち。(6)意識の中に限定は一切ない。(7)ただただ神と共に在る
のみ

この各言葉の意味を熟考し、順に意識を拡大していくのである。

そして、最後はそれによって到達した意識の中で、同調するのである。

この瞑想で到達した「場」の私の意識状態は、次のような感じだった。

「最高の幸せな感じになる。今いる空間は、宇宙ではない。この意識の中で、これ以上ない満
足感と喜びで、ずっとここにいたいと思う。比較のない絶対を感じる」

この世では、どんなものを使ったとしても得られない、意識的な最高の感じである。

 
※ 進行法

・段階1

七つに分かれている言葉の内容を瞑想する。そしてそれから得られる感じをすべて頭の中に入
れる。

・段階2

(1)~(6)まで続けて瞑想する。そして(7)の瞑想に入る。
(7)の瞑想は(1)~(6)までの内容がすべて含んだ一つの世界として瞑想する。

・段階3

瞑想する言葉のみで(6)まで進む(60秒間以内に行う)。瞑想の言葉を浮かべることで、その内
容は意識化されていなければならない。
(7)の状態で、10分前後瞑想する。(時間は自由)


(1)ゆったりと

目を閉じる。体の力を全部ぬく。呼吸は、ゆっくり吸って、ゆっくり吐いていくと体の力がぬ
ける。
その状態から、静かな呼吸に移っていく。
自分にあった楽な呼吸にしていくが、呼吸に意識をとられないようにする。
心身共にゆったりと、心身の緊張を全部とっていきながら、そのゆったり感に浸る。
何の想念もない、心からゆったりした感じとそこに含まれているエネルギーに気づく。
 

(2)何にも抵抗しない

心に入ってくる様々な思いや考えに反応しない。心の中のことである。
今、あなたの心の中には、いろいろなことが次々と浮かんできている。
いいこと、いやなこと、他人のこと、仕事のこと、悩みごと、明日のこと、様々である
今すべてを思うな、と言っても無理なことである。
また一つのことに気を取られると、その事に関連することが次々にやってくる。
ここでやることは、心に入ってくる様々な思いや、考えに反応しないということである。
たとえ良いことであっても、それをちょっと見つめると次々にそれに連想することが出てくる
だろう。
無視するのである。気になることが出てきて刺激されても抵抗してはいけない。
ここで得る事は自己制御である。
勝手にふらつく心を制御する。
潜在能力を開発するには、心の勝手な動きは許されないのである。
決して抵抗しない、これが原則である。
 
(3)素直な気持ち

体も心も何にも邪魔されずに、リラックスしている。心の中は何にもひっかかるものはない。
心がこんなに静かになることは、普通ではあり得ないと思えるほど、心の静謐を感じることで
ある。
こんな状態になると、自然に素直な気持ちになるものである。
心に何かのことを入れて見る。それをはね返すこともできるようになっている。
それは、(2)で自分を邪魔し、足を引っ張るものを無視し、制御することに成功した強さからで
ある。
だからすがすがしい気持ち、素直な気持ちになれるのである。
心を制御できた者は、心から脱出できる。
ここまでくれば、想念としての心が、本質的に自分自身ではないことに気がつく。
 
(4)意識が遠くまで透き通っている感じ

もし、この場であなたの心に何か残っていれば、もう一度やり直した方がいい。
イメージしてほしい。
今あなたは大宇宙の中心にいる。球の中心で、中心からすべての方向に向かって、何の抵抗も
なく意識が永遠に伸びていく。
どんなにたくさん星があっても、あなたの意識は透き通っていく。
意識は大宇宙と一体となっている。
自分の意識を、大宇宙の中で無限に向かって放ってみる。限りなく放っていく。
そうすると、大宇宙が自分の中にあるように思えてくる。
ここでは、体に対してエネルギーの流入、蓄積が行なわれる。
 
(5)すべてを許せる気持ち

あなたの意識は完全に広がった。
エネルギー補充が完了した体、無限と一体になった意識。
この意識からあなたの心に寛大さがもたらされる。
この大いなる意識から、あなたの心に力強さが送られてくる。
今までの悩みを、もう一度見つめ直そう。
今では、大したことだと思えなくなっている。小さなことだ。
自分は、もう小さなただの人間ではないのだ。
この意識で狭い心に入ってはいけない。
これからは、この超越的な意識が入れるような心に変えていく。
すべてを許してあげる寛大さ、何ものにも左右されない心(意識)を作り上げていく。
 
(6)意識の中に限定は一切ない

意識の中には、こうでなくては、ああでなくてはならない。ああであるべきだ、こうであるべ
きだ、などという物的限定は一切ない。
今、この世にいるあなたの心と、大宇宙的な意識は同一のものとなっている。
世の中はどうであれ、今いるところは、何の対立も限定もない完全自由なところである。
真の自分を確立するところである。
限定も対立もない意識から無の世界へ入っていく。
 
(7)ただただ神と共に在るのみ

自分自身が今いる意識は、無限、生命、愛など自由で豊かな意識である。
この意識にささえられる一体感にすべてをまかせ、安らぐのである。
今、神が何であるかなど考える必要は無い。
ただただ、神(永遠)の中にいるのみ。

以上、基本的な瞑想法であるが、しかしこれから得られることは大である。